英語学習の初期が辛いあなたに
０から英語学習を始めてみたものの英語学習が思ったよりもつらい、何も分からない世界に足を踏み込み、仲間もいないし止めたい。
勉強の習慣がなかなかつかなくてついついスマホを見ちゃうよ～というのは英語学習初期あるあるです。
習慣化する前のこの時期は英語に限らず、他の資格勉強、筋トレや早起き、ダイエットなどにも通ずる共通の問題です。
英語学習の辛い時期を乗り越える策を紹介します。
数値で見る継続の辛さ
英語学習は継続が必要です。
しかし継続は人が苦手とするものです。英語の具体的な継続率は不明ですが、オンライン英会話の継続率は１年で５％程度と言われています。
筋トレのジム通いが１年続く人は４％、ブログの執筆が１年続くのは約１０％程度。そう、仕事のように強制力のないことを続けるというのは非常に困難なのです。
殆どの人はそもそも始めることをしません。
私の周りでも英語をやっている人はいませんし、ブログも筋トレもやっている人自体いません。
ゆえに私は全てやっていますが、だからこそやっていること自体が偉いということを述べたいと思います。
継続を続けている私が述べると、ある程度続ければ歯磨きのようにやらないことに違和感を覚えるようになります。
歩いているときにはリスニングを聞き、羽休めに英語youtubeや洋楽を聞き、日々英語教材を齧る。
これに違和感を持たなくなる日というのは必ず来ます。
重要なのはそこまで辞めないこと。
１日の中で移動中でもなんでも自ら英語を学ぶことをしていればある日、前は分からなかったところが分かるようになる、表現が分かるなどの成長を感じられるタイミングが来ます。
この成長が感じられれば勉強の楽しさが感じられ、続くようになると個人的には思います。
そうでない場合には次のトピックとなる目的意識の改善をお勧めします。
目的意識の明確さが足りないかも？
英語学習は明確な目的を持っているかどうかで決まると言っても過言ではありません。
英語がとりあえず出来たらいいなくらいでは目的への意識が薄く、それでは何が何でも英語ができるようになってやるという気持ちが足りません。
英語学習は英語が出来たらいいなではなく、英語ができないと困るでないとなかなかうまくいかないと思います。
こういうと根性論的に聞こえるかもしれませんが、聞こえのいい「たった〇か月で英語が喋れる！」なんてことはありません。
英語でこれがしたい！仕事で急遽toeic700が必要になってしまった！取らないとこれ以上の昇進が見込めないから絶対に〇か月で取らないと！
留学するから出発前にここまでの点数を取りたい！
そうした強い気持ちは英語を学ぶ上で必ず必要だと思います。
その目標はそんな大義名分に限りません。
英語を学んで自分の見ている世界を広げてやるんだ！でもいいですし、洋楽や洋画が好きで字幕なしで見たい、国際交流してみたいでも外国人と付き合ってみたいなどでも私は英語をやってやるという決意が固まるものなら何でもいいです。
とにかく英語が必要となる確固たる理由を探してみると英語学習は続きやすくなり、ちょっと継続ができると成功体験が積めて楽しくなってきます。
〇か月で点数３００点アップなどは誇張と捉える
SNSなどを参考にするのはほどほどにしておきましょう。
動画やそれらの情報サイトなどは集客のためにいい感じの誇張をしています。
確かに英語学習を数週間でも続けて手ごたえを感じられないのにSNSではたったの２，３か月で成果を出しているように見える人たちはいます。
例えば私は毎日８～１０時間の勉強を３か月くらい続けて英語力０から３か月で６００点、４か月で７００点を取りましたが、これを人に勧められるかといえばできないし、くじけてしまうと思います。
これは正社員をやめて時間があるからこそできることであり、仕事をしながらでは無理ですよね。
相手の状況が読めないのにそうした結果だけを見てがっかりするのはもったいないですし、英語学習は他人と比べる物ではありません。
ダイエットや筋トレと同じく過去の自分よりも英語が分かるようになっていればそれが成長です。
なのにも関わらず同じ期間やっている人と比べて自分の方がダメだなどと思うのはもったいないです。
あなたとその人では同じ時間を英語につぎ込んでいるとは限りませんし、そもそものスタート地点が違う可能性や承認欲求を満たすために数値をごまかしている可能性だってあります。
そう、英語学習においては他人を気にする必要はありません。
ですが一応指標となる学習時間に対する点数の伸びがあるので紹介しておきます。
toeic600点は受験者の平均位となりますが、０から英語を始めた人がここにたどり着くのには４００～６００時間程度かかります。
Xなどのtoeic報告などを見ると６００以下の報告というのは非常に少ないです。平均が８００以上あるように錯覚するレベルです。
こうしたSNSを見て逆に燃えられる人ならばいいのですが、そうでないならば指標を理解してその指標と実際の勉強のずれから今の勉強が合ってるかどうか試行錯誤してみる方がいいかと思います。
目標は長期かかることを理解し、小さな壁を作る
何事も達成には長期的な視点が必要なものです。
ですがゴールが遠すぎてそのギャップに負けてしまうことも多いですよね。
きっと今英語を少し初めて見て何もかも分からない状況に、このままでも英語ができるようになるのかなと不安に思っているのではないでしょうか？
そんな方は長期の目標と合わせて小さな目標を用意してみましょう。
例えば文法の通読ならば今日は助動詞と進行形を学ぼう 明日は疑問文と仮定法を学ぼう。
そうした小さな課題を設定し繰り返していくとより広い期間でそれが設定できるはずです。
来週までにこの教材を終わらせよう。復習には２週間をかけよう。発音がまだ弱そうだから次の週は発音をやろう。
このように長期目標以外にも短期の目標を複数設定しておくと英語学習がゲームの様に楽しめます。
toeicはその点で特に優れており、初心者でも４００点、５００点、６００点と点数を伸ばしていくことができます。
他記事でいきなり試験を受けることをお勧めした理由がここにあり、現在地が知れると次受けた時の伸び幅が分かりやすいんですよね。
結果が出れば継続しやすくもなります。逆に３か月くらいやってtoeicを受けて点数が低いとそのまま帰らぬ人になる可能性が高いです。
あなたの目標がtoeic800ならばそれだけを目指すには０からでは期間が長すぎて大変です。（８００～９００時間ぐらいかかる）
その下の点数はもちろん、日々に進歩を感じられる小さな目標を盛り込んでみてください。
それでも辛くても辞めてはいけない
色々な取り組み方、挫折を防ぐ方法を述べましたが、そうはいっても辛いものは辛いです。
英語には合う合わないもあるかと思いますし、自信を突き動かせる動機がない中で勉強を続けていくのは難しい部分もあります。
英語には絶対に継続が不可欠です。
もし継続が辛い場合には英語を進めていくのではなく継続を習慣化させるところから始めるべきかもしれませんね。
地道な活動が膨大な英語のインプットを可能にします。それらは全て分からない部分を分かるようにした結果の積み上げです。
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