英語が苦手だった人でもtoeicの点数は取れますか?

学生時代英語が苦手だったけどtoeicに挑むあなたへ


toeicはビジネス英語力の指標として多くの企業に使われています。

転職や昇進、スキルアップとしてtoeicで点数を取りたいけれども学生の時から英語が苦手です。という方は結構多いのではないでしょうか?

今回は英語の成績がほぼ2で補修を受けていたようなレベルの人間でもtoeic880は取れたという話と、日々行う英語学習と学校英語の違いなどを紹介し、継続ができればあなたも点数は取れるという話をします。

英語苦手=toeicの点が取れないではない


まず結論を述べると英語が苦手だったかどうかはtoeicで点数が取れるかどうかと関係がありません。

私自身英語がかなり苦手だったので、英語が苦手だとtoeicの点数は取れないのではないかと考えてしまう気持ちはよく分かります。

ですが実際に個人で学びなおしてみると英語が嫌いだったというのはあまり関係なく、新しいことを学ぶのが楽しいと感じられるか や、間違えた問題からどんな課題を見出すかという取り組み方の方が重要になると感じています。

確かに英語は情報が膨大な分学習時間は必要となります。

自発的に学ぶtoeicと学校で興味もないけど教えられている受動的な英語では随分違うと思いました。

toeicは能動的にやっていると単語や文法などが積みあがっていき、その点数が5点単位で現れるのため、小さな成功体験が積みやすい仕組みになっているんですよね。

つまり英語が身につくかどうかに必要なのは特に独学の場合、課題を発見し解決する能力であると思います。

かなりゲーム性はありますね。

これに継続ができれば英語は苦手だったとしてもできます。

個人的に英語学習の成功に最も必要だと思うことを述べると、それは英語が無いと困る環境だと思います。

この状況さえ作れれば英語をやらなければならない環境になるので好き嫌いは関係ありません。

英語苦手の私を駆り立てたのは正社員をやめて次の仕事で英語を使いたいという環境でした。

当時私にはスキルは何もなかったので苦手も何も関係なくやらなければならないという感覚でした。

スキルとして英語を選んだのはなんとなくお金が稼げそうとかできたらかっこいいというようなものや英語コンテンツを楽しみたい、英語圏の感覚を知ってみたいと言ったフワッとしたものが多かったですね。


おそらくそれらの感情だけでは880まで続ける原動力としては弱いと思います。

しかし昇進に必要や転職に必要、海外部署に異動したいなどの必要性があるならば十分達成できると思いますね。

記事を読んでいるこれからtoeicに挑みたい方の中にはそうしたモチベーションはなかったけれどもtoeicを受けてみようか悩んでいる、英語を勉強しようか悩んでいる人もいるかと思います。

そういう方はなぜ英語の勉強がしたいのか?英語がある程度仕上がったら何につなげたいのか?というのを一度掻き出してみることをお勧めします。

0から800以上を目指すとなるとおそらく独学では1000時間ぐらい必要になると思います。

それを走り続けるためにはモチベーションなどに左右されず継続するシステム化が必要です。

そのシステム化にはなんとしても英語を手に入れてコレがしたいんだ!という狂気のような強い何かが必要です。

これまで英語が苦手でもtoeicは大丈夫なわけ


toeicというのは英語の試験なのですが、同時に集中力、判断力、情報処理能力、論理的思考などの複数のソフトスキルも試される試験です。

つまり英語力以外にも複数の要素が絡んできます。

これが形式の異なる7つのパートに分かれて出てくるので、ゲームの攻略のように楽しむことができます。
toeicの勉強はつまらないという意見は目にしますが、私は逆でtoeicの勉強は面白いと思います。

合う合わないは確実にあると思いますが、合うならば思ったよりも楽しめるかと思います。
つまりやってみて判断することをお勧めします。

通常の資格試験は合格か不合格かに分かれますよね。toeicに不合格はありません。

990点満点でテスト結果が5点単位で表示されるため、短期間でも勉強の成果が効果として出やすいですし、各パートに注力してみればそのパートの点数が上がるのを体験できます。

つまり勉強の成果が特に学習初期の序盤程目に見えてわかりやすいです。これは挫折率を下げてくれると個人的に考えます。

例えば年に一度の試験ならば試験日までの長期的な視点で合格を目指すことになりますが、目標日と勉強時間が長すぎて不安が募りますよね。

toeicならば都市部ならほぼ毎月試験がありますし、たびたび受けることでしてきた勉強の成果を確認することもできます。

長期的な努力はできるできないの有無が分かれますが、小さな努力だとできる気がしませんか?

感覚としては筋トレなどが近いかと思います。 

過去、英語でなくともそうした小さな努力ができていればtoeicの試験はむしろあなたに合っていると言えます。

そう、感覚としてはtoeic500を目指す。toeic600を目指す。650を目指す。こうした小さな階段を上っていくうちに730や860のラインに乗るという感じです。

toeicのゲーム性


toeicは個人的には学ぶのが面白いと思います。ゲーム好きな方はハマれる要素が多々あります
これからtoeicに挑む方に向けてその面白さを説明していきます。

その理由を占めるのがリスニングとリーディングの2つのパートに大きく分かれ、そこからリスニングが4パート、リーディングが3パートに細分化させることです。


同じ英語であっても各パートの経路が違うので、勉強していても飽きがきにくいのです。パート2の息抜きにパート7とかができます。

パート1と2は短文のリスニングなのですが、1は状況説明をすることになります。

絵が張り出されていてその状況を表す番号を選ぶというシンプルなものですね。簡単なものも多いのですが、能動態、受動態それらの過去分詞系や動名詞などの表現の違いが求められることが多く、1問うっかり落としてしまうこともあるパートです。

1にしか出ない単語も多く対策する必要がありますが、出題数は6問と全体に占める割合が少ないパートです。


パート1でやられるとリスニングのメンタルに響く重要なパートです。

パート2は短文の応答です。toeicを始めた方の多くが音声早すぎると感じるパートです。安心してください、800以上でも全然早いです。


このパートはスクリプトが無く、3択のマークシートだけがあるという面白いパートで、とにかく容赦ないスピードが特徴的です。


進行ペースも早く問題数も25問と非常に多いため、文頭を聞ければ答えられる問題から全体を聞かないと分からない問題、そもそも直接的に答えてくれない問題のような高難易度のものもあります。

この問題をあきらめるというような判断力と、次の問題に引きずらないメンタル力がかなり鍛えられます。

短文の応酬なので慣れにより点数が上がりやすく、文が短いために次々と表現を覚えていけます。そのため、最初程点数が上がりやすいです。

90%ぐらいの辺りから点数が挙げにくいパートです。文脈が無い分パート3、4より苦手な人がいるかもしれません。英語の瞬発力が必要で、リスニングパートの中でもかなり好き嫌いが分かれるパートです。

パート3と4は会話ですね。会話とビジネス的なアナウンスがあります。

パート2と比べると早いスピードで長文となるので、学習初期はパンクします。


先読みなどのtoeic慣れをしてくるとある程度安定はするのですが、3,4となると英語の保持能力(リテンション)も必要となるので、これまでのパートとはまた別のスキルも必要になります。


難しい分課題もはっきりと浮き彫りになるので対策のし甲斐こそありますが、文中の意図を問う表現は難易度が非常に高いです。


文が長いので文章の音読や暗唱など、幅広い学習方法がとれ、パート1,2から始めると触れられる英文の量がぐっと増えて成長を感じやすいです。


リスニングの総合パートと言える所ですが、69問あるので対策していくとパターンなどが読めるようになってきます。


テクニックで先読みや、マークのコツ、回答ペースの維持などもあり、なかなかに面白く辛いパートです。

リーディングパートは難所で攻略のし甲斐があります。


どのパートも難しく、点数を伸ばすうえでの障壁となります。初めて600点に到達するときはおおよそ350,250や極端だと400,200,380,220などが考えられます。


パート5は文法穴埋めで、パズルのようなロジカルな思考が楽しめます。


語彙レベルが難しい問題があり、単純に難しいのとリスニングパート終わりでケアレスミスが起きやすいなどの要素もありなかなか高得点の安定が難しいです。


基本的な部分を押さえていくと順々に点数が伸びていくので、リーディングパートの中ではやりやすいです。


時間との戦いになるため、日頃から時間配分を意識した練習が必要となります。

そのため、パート5の演習は集中があがり、楽しいです。1問1問は短いので隙間時間に復習しやすいのも利点ですね。

なぜそれが正解となるのかしっかり理解していく正確性とその情報を素早く処理する必要があります。

パート6は厄介な難しさがあります。


そこそこの文章量を短時間で処理しなければならないため、5と7のいい所どりですね。


5と7の中間的な立ち位置ですが、前後の文脈から推測しなければならない問題があるなど、英文を読む中で文を仮説立てすると言う難易度の高い行動が求められます。


最初はかなり難しいですが、推測分を除くとパート5に近いので、5が伸びるとある程度まで安定します。


時間配分が難しく、演習中でも苦労します。

パート7はボスですね。


900以上でないとすべて読み切ることは困難な英文にさらされることになります。


始めて挑むとパート5,6で時間が押しているので、30問くらい適当にマークすることになります。


パート7は文章パターンも多く難しいです。7には文章が1つのシングルパッセージ、2つのダブルパッセージ、3つのトリプルパッセージがあるのですが、どれにも難しいものと簡単なものが散りばめられています。


問題の難易度を判断して取捨選択をしていかないと時間内に終えるのは難しいことが900以下ではほとんどで、分量が多すぎて集中力が切れることもあります。


日常的にたくさんの英文に触れることや7の対策に類似問題にたくさん触れて解ける問題を確実に取ることが大事です。


復習は最もつらいですが、最も大量に扱えるので効果も高いと感じます。

これら色とりどりのパートがゲームのようにそれぞれ待ち構えているのがtoeicです。英語の勉強なのですが、攻略的な視点で見るとゲームっぽいですよね。

学習初期ならば成果も上げやすく、パートごとにそれぞれ対策が必要なため、今週はパート1来週はパート2、今月はリスニング強化月間というように学習を組み立てやすいです。

なので扱う言語は英語なのですが実際にやってみると結構ゲーム感が強く、小さな成功を積みやすいので英語が苦手だったかどうかにかかわらず続けやすいと思いましたね。

これからtoeicを始める方は各パートをそれぞれ攻略していくゲームだと考えると楽しめるのではないかと思います。

単語や文法などが苦手だったとしてもいざ必要性に駆られてやってみると面白いものです。

苦手意識を植え付けられていることも多いと思うので、まずはやってみて合うか合わないか試してみることをお勧めします。

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