860のラインで見えてくる意味がないへの反論
toeicのスコアは点数という絶対値があるため、よく凄いとかすごくないとか意味があるとかないとかいろいろ言われていますよね。

私のスコアは880点ですが、英語の下地はほとんどtoeicだけと言っても過言ではありません。
現実的に880レベルだとどれぐらいの英語力なのか?
大したことがないのか?などこれからこのラインを目指したい人に向けてどんなものなのかを紹介します。
英会話は慣らさないと無理
まず多くの方が気になるであろう会話力についてですが、toeicのみでたたき上げた場合これは不可能ですね。

880というか800に乗ったあたりから感じるのは英語って覚えること多くて難しいなという感覚です。
これに加え英語ができる人ってすごいんだなと尊敬の念も強く出てくるのが800辺りのラインです。
丁度ダニングクルーガー効果でいうところのバカの壁を越えて谷底に落ち、自分の実力を認識する辺りがこの800~860辺りのラインに乗るのではないかなと思います。
スコアでいえば800で上位10数パーセント、860で6%ぐらいに位置するのではないかなと思います。が、そんな位置にいるとは到底思えないぐらい何も分かりません。
英語で話しかけられれば頭の中は真っ白!簡単な単語を繋ぎ合わせて文法がおかしい英語を伝えることができるぐらいです。
toeicはリスニングとリーディングのいわゆるインプット方面のテストなのでアウトプットになる英会話には対応できないのです。
しかし、冷静になってあの時はこういう風に表現すればよかったんじゃないかな?と一人反省会はできます。
つまり英語を話すことに慣れてくれば下地は十分であるために、定型的なやり取りならばスムーズにできる&触れる文章の意図がすぐに吸収できるぐらいの立ち位置に来るため、会話に移っても問題ない段階に来ていると考えられます。
自分が思うにはアウトプット領域やケースに応じた英語の方をインプットしていく時期だろうと考えていますね。
ネイティブコンテンツはケースにより楽しめる
860ライン辺りまで来るとリスニングは470~満点ぐらいの方が多いです。

これぐらいになると聞く方はだいぶ強化されており、ガチネイティブのペラペラ音源は無理でも優しいネイティブ音源などは聞き取ることが出来たり部分的にでも味わうことができるようになってきます。
洋楽は全然無理ですが英語のyoutubeでは楽しめるものが出てきます。ここまでくると逆に完全に聞き取れるまでやってやるとか燃えてくるので楽しいですね。
諸々まとめるとインプットとしては十分な貯蓄があるものの、活用するには訓練が必要というあたりが860になるかなと思います。
スコアが語る他の優れた能力
toeicのスコアはまあ色々と言われるものです。
主観的な使える使えないや良し悪しは置いておいて実態から860の大変さや凄さを見ていくことにしましょう。

その前に一つ結論を置いておくとtoeicのスコアは分かる人はちゃんとわかってくれます。
toeicは英語の試験であると同時に判断力や決断力、時間配分の能力に集中力、回答を導く論理的思考能力、そして英語学習を通した継続力や目標達成能力などのソフトスキルを示す指標としても使うことができます。
スコアだけを見て判別するのはそれは英語の指標としてだけ見た短絡的なものであり、実際にtoeicの勉強をした、している人は数値だけで多くのことを察してくれます。
一言でいうならばtoeicはそうした物事を複合的に見ることができる人の元へとアクセスできる可能性を秘めたチケットであり、物事を目先のことでしか見れない視野の狭い人とおさらばできる可能性も秘めたチケットです。

そう考えるとあなたがtoeicをやっている、スコア○○を持っていると伝えただけでもその反応を見ればこの人は関わってよい人かダメな人かが分かる。ものすごく強いツールだと思いませんか?
上記は私が体験した話であり、実際にtoeicをやっていることで関わる機会があった外資系の方との会話の中で教えてもらったものです。
スコアを持つということは英語の習得が大変な日本で既に英語を使って活躍している知見の深い方たちの世界に飛び込める可能性を持つことであり、逆に言えばスコアを持つことがその世界にいる人から英語の世界に来る気がある人だと判別してもらう指標となります。
それが800点ぐらいから強く見られるのではないかなと個人的に考えています。
800以上の領域への苦労
なので800以上を目指していくというのがおススメでコスパも良いという話になるのですが、この領域まではとても大変だったりします。

まず0からをベースにして独学でやる本ブログの読者層を想定すると800でも1000時間ぐらいはかかるかもしれません。
頭がよく容量が良ければこの限りではないですが、1000時間の努力が継続できるならばこのスコアに到達した後は大抵の努力はできると思いますよ。
1000時間の継続的な努力は大したものです。
人間は継続することがとても苦手なものです。例えばジムの一年継続率が4%というのは有名なものです。英会話の3か月離脱率は80%なんてものもありますし、ブログが3年継続するのは3%という話もあります。
継続は本当に難しいんですよね。
1000時間の勉強の挫折率はテータとしては不明ですが身の回りに800点以上のホルダーが全くいないことを踏まえてもその割合は一桁台でしょう。そんな努力を証明するのも860のスコアです。大変ですし凄いですね。
860は上位数パーセント。楽なわけはない
SNSやブログを見ると900以上の方がうようよいるので感覚がマヒしてしまいますが、現実ではtoeicの受験者自体がもはや貴重ですよね。

900のスコアは上位3%~4%ぐらいに該当します。
860点以上のラインは5~7%ぐらいに位置すると思いますが、これについてどう思いますか?楽と思えるでしょうか?
言い方を変えればあなたはtoeicの勉強において上位5~7%の領域に至る努力ができますか?ということです。
期間でいえば半年から1年以上はかかるでしょう。
その間勉強の意思を燃やし、成果の分からない暗闇を歩き続け、時には後退や挫折を感じつつも成果をさらに言うならば独学で自分を信じて突き進めますか?
これは高い敷居がありますよ。逆に言えば860まで0から来れたならば同様の努力はできるということになります。

1000時間の勉強、継続力、上位数パーセントのそれらができるというのは私が思うにtoeicのスコアよりも優れたものではないかと思っています。
しかし880を取って上位数パーに来た私はその後継続力でいえばジムの4%に入っていますし、ブログも上位3%に入っています。
toeicを最初の努力の対象とすれば全くこれまでやったことが無い人にはなかなかに過酷な道となりますが、その860までの道を乗り越えてしまえばその長いプロセスで経た自信と過酷さが糧となり、続ければ成果出るなこれは。とか、どうやったら挫折しないで済むか?といった2回目以降の同様な挑戦に対する飛翔としてもこのスコアは機能してくれます。
860のスコアは世間が軽く言うように楽なものではありません。
ですが高い設定だからこそ独学で試行錯誤し、今後の人生の物事の取り組む際の思考力の土台としても機能する力になると思いますよ。
そうした背景をスコアから読み取ってくれる人の世界に行くためにもこの壁に挑戦し続けて欲しいですね。
860以上の高いスコアは足を引っ張り、他人のやることにケチをつけるような人の輪の中にいるならば無意味です。
しかし他人のやることを応援し、好奇心を持って物事に取り組み続ける面白い人たちの輪に入るためには必要なものだと思っています。
そして当ブログではそうした道で挫けないためのノウハウや私の体験を通じたポイントを紹介しています。


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