toeic目標点数達成のためのスケジュールは短く!パーキンソンの法則で設定期間は無限に伸びるぞ!

目標設定は短めを意識して


英語学習を始めるあなたには目標となる点数の設定がありますよね。目標を定めたから逆算して8か月ぐらいあれば到達できるかな?


いや、英語初心者だから1年ぐらいかかるかもしれない。期間は長めに設定しようという風に思ってしまいませんか?

目標設定はこれぐらいの期間だときついかな?というぐらいの期間に設定しましょう。

なぜなら課題は機嫌一杯まで広がってしまうからです。

タスクは期間最大まで伸びる


基本的に与えられたタスクは期間一杯まで伸びてしまいます。


これはパーキンソンの法則と呼ばれます。


例えばお金がこれくらいあれば貯金や投資に回せるなと考えていてもいざその額に到達すると(収入が増える)その分支出も増加するため、いつになっても貯金や投資ができないという例や人員不足で人を補充したのに別のタスクに補充の人が回されて結局問題が解決しないというようなものがパーキンソンの法則の例として当てはまります。

つまり、器が広がればそれは必ず満たされてしまうのです。

これを英語学習にあてはめると非常に厄介なものになります。


例えば英語学習経験0から600点を目指す場合基準となる時間は400~600時間程度になるかと思います。


私の例では600時間でした。つまり一日にどれぐらい勉強するかに応じておおよそ何か月かかるかというのは自然と見えてきます。

1日5時間ならば4か月程度で届く可能性があると分かりますよね。

にもかかわらずこのケースで600点までに8か月という目標を設定した場合、600点に到達できるのは本来4か月で十分なのに8か月かかります。

タスクは期間の限界まで広がってしまうからです。

この場合では同じ成果を出すのに4か月もの時間を無駄にすることになります。これはゆとりあるスケジュール設定ではありますが極めて効率が悪いですよね。

さらに言うならばあなたがタスクを達成するまでに期間を設けない場合ずっとその目標が達成されることはありません。

なんとなく惰性でやった方がいいと思って始めたことが続かないのはこのためです。

ですから、英語学習をする方に必ず言っているのがまず目標を設定することになるわけですね。

目標が決まれば期間が決まります。

英語の効率化には期限を設ける


だらだらと英語を続けてもいいことはありません。

逆にここからこの期間はがっつり英語に取り組んで土台作りをしてやるというような気持ちで取り組む方が特にtoeicのような慣れが大きい試験では対策がしやすいです。


そのためにもスケジュールは通常よりも厳しめに設定し、短期間集中型の勉強をするのが英語学習では効率的です。


パーキンソンの法則はタスクが期限限界まで広がることを教えてくれる法則です。


つまりこれを利用した目標設定のプロセスというのは、具体的な目標点数を設定することとその目標と現在地にあるギャップや課題を認識すること、その課題達成のためにどの程度の時間が必要なのか客観的に測定し、実際に英語学習を行う中で進行速度と理想にずれが無いかを確かめること。


これを行っていけば英語学習を通じて英語以外の多くの部分でもこうした思考は役に立ちますので、しごできな人間へと変化していくことができます。

タスクは限界まで伸びます。

逆に言えば上記のような目標の細分化を行わなければその都度一歩一歩杖で叩きながら安全を確認して歩くようなもので安定感はありますが膨大な時間がかかります。

英語学習のよくない例として挙げると前述の課題設定などの細分化をせずにまずは教材に手を付けてみる。教材をやりながら英語を続けるかどうか決めてまずは600点を目指してみようかなと決める。勉強を続けても摸試や本試験は受けず、現在の着地点を明確にしないので今どんな勉強をすべきかと実際の勉強の内容があっていないなどのたくさんの問題が発生し、遠回りを続けることになります。
このようなやり方では予定よりもはるかに多くの無駄な時間を過ごすことになってしまいます。

パーキンソンの法則もつまるところは思考法の一種であるバックキャスティング思考とフォーキャスティング思考をしっかり行いましょうというところに繋がりますが、なぜそうした思考が必要となるのか?を考える際にパーキンソンの法則を理解しておくことが重要になります。

英語以外の日常生活でも他者と大きく差別化でき、日常の中で常に実行できる思考法と法則となるので、ぜひ理解して効果的な英語勉強に取り組みましょう。

パーキンソンの法則の効果の実態例

と偉そうに色々と述べてきましたが、なぜそんな話をするかというと私自身が学習後期でこの効果を体感したからなんですね。


初期じゃなくて後期に?と疑問が湧きますよね。


私の立場はちょっと変わっており、無職期間に英語を猛勉強して独学で800点台までパパっと上げています。


そこから別ジャンルの業務に携われるようになったので危機感が消えるとともにこの英語学習も必須のものからやれるならやろうというものに変わってしまったのです。


これはパーキンソンの法則でいうところの期限を定めていない状態に該当します。


800から880までは随分かかりましたね。2年ぐらいかかった気がします。

私は750ぐらいまでは半年程度で0から駆け上がってきました。

これは年内に730を取る。そのために何をするかというのを細分化して毎日7~8時間程度勉強したからです。


一方800からはめちゃくちゃでしたね。

自分の好きな勉強を続け、摸試は避ける。なのに本試験は受けるものですから点数は上がらず、改善点もはっきりしない。

試験代を無駄に消費し、時間を無駄にするもったいない時間を過ごしてきました。

故にパーキンソンの法則を理解して目標から逆算する思考というのはとても学習の効率化に大切なんです。

これから英語に挑む皆様にもぜひおなじ間違いをしてほしくないので、パーキンソンの法則をよく理解して効果的な学習をしてください。

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